アクション映画『6アンダーグラウンド』のあらすじと感想
今回ご紹介するのは、Netflixオリジナル映画『6アンダーグラウンド』という作品です。
この映画を観るのは二回目。一年半ほど前にNetflixに入会してすぐの頃に視聴したのが初めて。中学生時代に『ワイルド・スピード』という映画を観て以来、カーアクションが好きになりました。
本作は冒頭からど迫力なカーチェイスシーンがあります。カーアクション好きとしては見逃せない作品です。
『6アンダーグラウンド』の作品概要
『6アンダーグラウンド』は、『トランスフォーマー』や『バッドボーイズ』シリーズをはじめ、『アルマゲドン』など数々のアクション超大作を生み出してきたマイケル・ベイ監督によるNetflixオリジナル映画。
マイケル・ベイ作品の特徴はなんといってもど迫力のアクション。破壊、爆破なんでもあり。
破壊王という異名さえ持つほど。そんな彼が、『デッドプール』シリーズのライアン・レイノルズとコンビを組み、製作されたのが『6アンダーグラウンド』です。
なんと製作費は、1億5000万ドル(日本円でおよそ150億円)とも言われています。Netflixのオリジナル映画の中でもトップ10に入るほどの製作費が掛かっているらしいです。
チームのリーダーをライアン・レイノルズが演じ、『グランド・イリュージョン』のデイブ・フランコ、メラニー・ロラン、『ボヘミアン・ラプソディ』のベン・ハーディらが共演。
脚本は『デッドプール』のポール・ワーニックとレット・リースが手がけています。
『6アンダーグラウンド』のあらすじ
革新的な技術開発で億万長者となり、その財産を「より良い世界を実現する」ために使うことを決心した謎の男・One/ワン。
自らの死亡事故を偽装して過去を捨て去り、最初の1人であることから「One/ワン」を名乗った彼は、世界各地から精鋭を集めてチームを結成する。
それぞれが「One」と同じく死を偽装して自らの痕跡を消し、数字のコードネームで呼び合い、互いに身元は知らない。
「One」のもとへ結集したのは、
この世に恐れるものなどないタフな元CIA諜報員の「Two/トゥー(メラニー・ロラン)」、
殺しのスキルを良いことのために役立てたいと思う、家族想いのヒットマン「Three/スリー(マヌエル=ガルシア・ルルフォ)」、
どんな障害物も乗り越える驚異的な身体能力を持つ元泥棒の「Four/フォー(ベン・ハーディ)」、
医療のスキルを活かし、メンバーたちを守る元医師「Five/ファイブ(アドリア・アルホナ)」、
抜群の運転技術を持つプロの運転手「Six/シックス(デイヴ・フランコ)」
の6名。
ところが、イタリアのフィレンツェで繰り広げられた激しい追跡戦の結果、不幸にもドライバーの「Six」が……。
リーダーの「One」は米軍特殊部隊の凄腕スナイパーである「Seven/セブン(コリー・ホーキンズ)」を新たにスカウトする。
新たなメンバーを加えたチームは、中近東の某国で貧しい庶民を虐げる独裁者を打倒し、その民主主義な弟を新たな国家指導者に担ぎ上げるべく、壮大なミッションを実行に移す。
『6アンダーグラウンド』を観た感想
ではここから、『6アンダーグラウンド』を観た鑑賞を綴っていきます。
筆者が感じことをありのまま述べているので、ネタバレ要素も含みいます。ですがそれで、面白さが半減するということもないかと。
もし、まっさらな状態で観たいという方は、鑑賞後に読むことをおすすめします。
破壊王の異名に相応しいド迫力なアクション
オープニングからど迫力のカーチェイスが始まります。もうクライマックスかと思うくらいスロットル全開。そのまま息つく暇もなく、フルスロットルで駆け進みます。
冒頭およそ20分ほどの超ド級のノンストップ・アクションは見ものです。あんなに長くて迫力のあるカーアクションは中々ないでしょう。
最高に熱く、刺激的で、アドレナリン出まくり。
アクションシーンはもちろん、スリリングな銃撃戦やパルクールのシーンなども、「おっ!」と思わせる迫力のあるカメラワークで、臨場感満載の映像に興奮しました。
爆破やカーアクションに銃撃戦のど派手さは爽快感さえあります。色んなものが破壊されていきます。とくに車は何台壊されるんだと思いました。
スタントシーン撮影で使用された車両は、爆破・破壊されたものを含めてなんと、750台以上あったらしいです。どれだけお金が掛かっているんだ、と驚いてしまいます。
さすが破壊王という異名を持つ、マイケル・ベイ監督です。
さらに、危険な走行をするカーアクションを撮影するため、エアバックなど、スタント時に作動する可能性がある安全機能もすべて解除し、想像を超えた危険すぎる撮影を敢行したとか……。やばすぎます。
アクションシーンのカメラワークは激しいです。次々とカットが繋がれていく映像で、瞬きなんてしてられません。非常に見応えのある映像となっていて面白いです。
おまけに、「まじかよ!? これ、どうやって撮影してるんだ!?」と思うシーンも多々あり、そのすごさに驚きっぱなし。アクション好きな人はきっと満足できる作品だと思います。
そのスピード感溢れるアクションの中に、絶妙なタイミングでスローモーションを入れていて、ぐっと映像に引き込まれます。素直にすごいと思いました。
使い方が非常に秀逸で、「いい!」とおもわず心の中でつぶやいてしまうほどのかっこいい映像です。
刺激強めなバイオレンス・アクション
この作品は、一般的なアクション作品よりも刺激が強めです。意外と血どろなシーンや頭の吹っ飛んだ死体が倒れてきたり……。
バイオレンスなシーンもあります。おもわず「うわっ……」と言葉が漏れてしまいました。刺激の弱い人は注意が必要かもしれません。
初めて観たときは思いのほか衝撃的なシーンもあり、「おぉ……」とおののいてしまう場面もありました。おもわず目を覆いたくなる場面も……。
だけど決して、グロさが目立つということではありません。リアルな戦いシーンを描いたという感じです。だから生々しい表現になったのだと、個人的には思います。
ど迫力なアクションの裏で支えるストーリー
見終わってあと、少し疲労感に襲われました。それくらい目まぐるしく話が進んでいきます。
息つく暇もないアクションシーンによる抑えられない興奮もあり、視聴後は100m走を走ったかのような感覚に。だけど話の展開が早くて追いつけないということもないでしょう。
わかりやすいストーリーなので、難しいことを考えずに楽しめます。超ど級のアクションに集中してもらうために、ストーリーはわかりやすいストーリーにしたのではないでしょうか。
だからといって話の中身が軽いということでもありません。ダイナミックなアクションが印象的ですが、ストーリーもしっかりと構成されていると思います。
物語好きな筆者としては、とても満足できる映画でした。
「一人ではできないこともチームならできる」優れたスキルを持ち、過去を消して未来を変えたいと願っている男女6人のスペシャリストたちで結成されたクセ者揃いのチーム。
彼らは、決してチームワークがいいとは言えないでしょう。それでも、一人ではできないようなことをやり遂げました。本作はチームという存在の”よさ”を教えてくれたのです。
ただのアクション映画ではないところが個人的には気に入っています。
本作は『デッドプール』の脚本家が担当しています。『デッドプール』はジョーク満載の作品です。そのコミカルさがこちらにもあらわれています。
あいだあいだに笑いポイントがあり、いい箸休めになります。絶妙な緩急がつけられていて、適度な緊張感が心地よいです。
映像と見事にマッチした音楽
この作品の注目したいところはアクションだけではありません。その背景に流れる音楽も非常によかったです。場面場面に見事にマッチした音は心を揺さぶります。
アクションシーンは最高にテンションをぶち上げてくれて、とても興奮しました。
映画というのは映像と音楽で成り立っています。映像がどれだけすごくても、音楽がいまいちだと観客を引き込むことはできません。
その点、本作は映像もダイナミックで見応えがあり、音楽もまた素晴らしい。実際に観ていただければ、そのすごさがわかると思います。
ぜひ一度、鑑賞してみてください。
『6アンダーグラウンド』が観られるのはNetflixだけ
この作品はNetflixオリジナル映画です。そのため、視聴できるのはもちろんNetflixだけです。
Netflixは無料トライアルキャンペーンはありませんが、月額料金を払ってでも観る価値はあると思います。
本作以外にも面白い作品はたくさんあるので、一度試しに入会してみてはいかがでしょうか。